「バイクの車検ってなんだか難しそう…」そう思っていませんか?確かに、業者に依頼するのが一般的ですが、実は自分でユーザー車検を受けることも可能です。必要な書類を揃え、車両を点検し、運輸支局に持ち込むことで、費用を抑えながら車検を通すことができます。
この記事では、二輪のユーザー車検の流れをステップごとに詳しく解説します。ぜひ参考にして、あなたもユーザー車検にチャレンジしてみませんか?
ユーザー車検のメリット・デメリット
まず、ユーザー車検にはどのようなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。
メリット
- 費用を抑えられる: 業者に支払う代行手数料がかからないため、費用を大幅に節約できます。
- 自分のペースで準備できる: スケジュールを自分で調整できるため、忙しい方でも都合の良い日に受けられます。
- バイクの状態をより深く理解できる: 自分で点検を行うことで、愛車の状態をより詳しく把握できます。
デメリット
- 手間と時間がかかる: 書類準備や車両の点検、運輸支局への持ち込みなど、全て自分で行う必要があります。
- 専門知識が必要: 車検の基準や点検項目について、ある程度の知識が必要です。
- 不合格になる可能性がある: 事前の点検が不十分だと、車検に通らないことがあります。
ユーザー車検に必要な準備
ユーザー車検を受けるためには、事前にいくつかの書類と車両の準備が必要です。
1. 書類の準備
以下の書類を用意します。
- 自動車検査証(車検証): 車検を受ける車両の原本が必要です。
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証): 有効期間が車検期間をカバーしているか確認しましょう。運輸支局でも加入できますが、事前に加入しておくのがスムーズです。
- 自動車税納税証明書: 当該年度の納税証明書が必要です。継続検査用として発行されているか確認しましょう。
- 認印: 申請書類に押印が必要です。
- 点検整備記録簿: 法定点検(24ヶ月点検など)を実施した記録簿。点検は車検後でも構いませんが、事前に実施しておくと安心です。運輸支局の窓口でも入手できます。
- 継続検査申請書: 運輸支局の窓口で入手できます。事前にインターネットからダウンロードできる場合もあります。
- 二輪自動車定期点検整備記録簿: 運輸支局の窓口で入手できます。
2. 車両の点検
安全に車検を通すためには、事前に車両の各部をしっかりと点検する必要があります。主な点検項目は以下の通りです。
- 灯火類: ヘッドライト(Hi/Lo)、ウインカー、テールランプ、ブレーキランプ、ハザードランプ、ナンバー灯などが正常に点灯するか確認します。光軸調整が必要な場合もあります。
- ブレーキ: 前後ブレーキの効き具合、ブレーキレバーやペダルの遊び、ブレーキフルードの量などを確認します。
- タイヤ: 溝の深さ(スリップサインが出ていないか)、空気圧、亀裂や損傷がないかを確認します。
- ホイール: 亀裂や変形、ガタツキがないかを確認します。
- サスペンション: オイル漏れや異音、動きがスムーズかなどを確認します。
- チェーン・ベルト: 張り具合、摩耗、損傷などを確認します。
- マフラー: 損傷や排気漏れがないか、音量が規定内かを確認します。
- ハンドル: スムーズに操作できるか、ガタツキがないかなどを確認します。
- 車体・フレーム: 亀裂や変形、腐食がないかを確認します。
- ホーン: 正常に鳴るか確認します。
- バックミラー: 左右のミラーがきちんと装着され、視認性が確保されているか確認します。
- スピードメーター: 正常に作動するか確認します。
- その他: 燃料漏れ、オイル漏れなどがないか確認します。
3. 予約
運輸支局の検査ラインは予約制の場合がほとんどです。事前にインターネットや電話で予約を取りましょう。予約の際には、車検証の情報が必要になります。
ユーザー車検当日の流れ
予約した日時に運輸支局へ行き、以下の流れで車検を受けます。
1. 受付
- 必要書類を窓口に提出し、手数料を支払います。
- 検査票を受け取ります。
2. 検査ライン
- 指示に従い、バイクを検査ラインに移動させます。
- 検査官による外観検査、灯火類の検査、ブレーキ検査、スピードメーター検査、排気ガス検査、音量検査などが行われます。
- 検査結果は検査票に記録されます。
3. 検査結果の確認・書類提出
- 検査ラインでの検査が終了したら、検査結果の窓口に検査票を提出します。
- 合格であれば、新しい車検証と検査標章(ステッカー)が交付されます。
- 不合格の場合は、指摘された箇所を修理・改善し、再検査を受ける必要があります。
4. 納税
- 自動車重量税などの納税手続きを行います(事前に済ませている場合は不要です)。
5. 自賠責保険の加入
- 自賠責保険の有効期間が切れている場合は、加入手続きを行います(事前に済ませている場合は不要です)。
6. 新しい車検証と検査標章の受領
- 新しい車検証と検査標章を受け取り、内容に間違いがないか確認します。
- 検査標章は、ナンバープレートの見やすい位置に貼り付けます。
ユーザー車検の注意点
- 時間に余裕を持って行動しましょう: 書類準備や車両点検、運輸支局での手続きなど、予想以上に時間がかかる場合があります。
- 事前に車両をしっかり点検しましょう: 不備があると再検査になり、余計な時間と費用がかかってしまいます。不安な場合は、事前にバイクショップなどで点検してもらうのも良いでしょう。
- 運輸支局のルールを確認しましょう: 持ち物や検査の流れは、運輸支局によって異なる場合があります。事前に管轄の運輸支局のウェブサイトなどで確認しておきましょう。
- 自信がない場合は無理せず業者に依頼しましょう: 安全に関わることなので、少しでも不安がある場合は、専門業者に依頼するのも一つの選択肢です。
まとめ
二輪のユーザー車検は、手間はかかるものの、費用を抑えられ、愛車の状態を深く知る良い機会になります。しっかりと準備を行い、当日の流れを把握しておけば、スムーズに車検を通すことができるでしょう。この記事が、あなたのユーザー車検への挑戦を後押しできれば幸いです。安全に注意して、楽しいバイクライフを送ってくださいね!

