FPのミカミケイマです。
9月20日に購入した東証一部のTATERU(1435) +100 が705円でストップ高となりました。
521円で100株の購入でしたので現在18000円位の利益となっています。
TATERU<1435>が2日連続のストップ高となりました。8月末にTATERUの従業員が建設資金の借り入れ希望者の預金通帳をかいざん。そのまま銀行に融資の申請をしていたことが発覚しました。
これを受けて株価は急落していましたが、21日の取引終了後に財務省に提出された変更報告書で、レオス・キャピタルがTATERU株の全株式を売却したことが判明。
ひふみ投信などの運用を手掛けるレオスは直近でTATERU株の5.99%の株式を保有していました。
大口投資家の株式売却が完了したことから今後の需給好転を期待する買いが流入したと思われます。
ストップ高には上記のような原因があるようです。
利益が上がるのは好ましい事なのですが、忘れてはならないことはこの銘柄の将来性ですね。
ひふみ投信が売却したことを考えるとファンダメンタルズは<悪い>という事です。
つまり、将来的には売り圧力が大きくなる可能性があります。
そうなると保有する事に価値を見出すことは難しくなります。
ですが、売却を焦ることもないので買値の521円までは様子見を決め込むという方法も考えています。
その理由は、この銘柄が12月が決算ということもあり、配当と株式優待を見ますとまずまずの利回りが見込めるからです。
株主優待は3000円分のクオカードがもらえるようです。そして配当金が10円~20円という事で、仮に10円とすると1000円の配当です(100株以上)の場合。
するとクオカード3000円+配当1000円で4000円。
利回りにすると7.7%となり、割の良い投資になります。
しかし、中間決算の進捗は30.1%となっております。この状況で今回の問題発覚という事で今季の計画達成は非常に厳しいと言わざるを得ません。
なぜなら、アパート経営を考える際にTATERUという選択肢は当面は避けられると思うからです。
財務面では自己資本比率も高く、ROEも高い優良企業ですが、本業がどのように推移していくのかが未知数です。
ですが見方を変えて、このまま騒がれずに行くのならば、1000円位の株価も見えては来るかもしれません。
今後の企業努力によりますが。
それから本日の信用取引の推移も気になりました。と言いますのも。この銘柄は<信用>銘柄なので買いしかできません。
その買いが増えていますので将来的な売り圧力は相当なものがあります。どこかのタイミングで一斉に売りが起こる。
そうすると株価の一時的な下落は免れません。
この辺りも注意が必要ですね。
上記を踏まえて今後の方針を記します。
明日は制限値幅が広がり150円幅となります。
555円~855円
ですので、855円ストップ高まで行けば売却。
ストップ高しなければ保留。
ストップ安でも保留です。
売却できなければ521円の10%下までは保有します。
10%下落で売却です。
という戦術になります。
さてどうなりますか。